マンション建替えコーディネート

 築年数の経過したマンションが増える中、耐震強度の不足や躯体・設備の老朽化、ライフスタイルの変化への対応などが問題となり、「建替え」を検討する管理組合が増えています。

 しかし、従前より大きな建物に建替え、保留床をディベロッパーに売却して資金負担をなくす、という、これまで多くの建替えで活用されてきた方法は、各種の条件を満たす、ごく限られたマンションでしか成立しません。これからのマンション建替えは、戸建て住宅同様、「自分の家を建替える」という気持ちで臨む必要があります。

 一方、マンションには、ライフステージ、経済状況、健康状態など、千差万別の事情を抱える世帯が暮らしており、同時期に、経済的負担を含む大きな決断をすることは容易ではありません。

 建替えの成否は、建替えるとどうなるか、修繕しながら住み続けるとどうなるか、マンションの状況を理解し、問題意識を共有した上で、ひとつひとつ、納得しながら段階を積み重ねていくことにあります。

 としまち研では、住み手主体の住まいづくりのノウハウを生かし、管理組合を主役とした合意形成、個別の不安やご事情への対応、その両方を大切にしたマンション建替えをコーディネートします。

 また、まだ実績はありませんが、小規模なマンション建替えにおけるコーポラティブ方式の活用の研究も進めています

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