新しい住まい・まちづくりのお手伝い

2012年9月12日

 去る9月4日(火)午後7時から東松島市の矢本運動公園応急仮設住宅の東西の集会所で、約140名の被災者の皆さんが参加して、第4回大曲浜地区懇談会が行われ、ワークショップのお手伝いのため、としまち研東日本大震災復興支援委員会からも10名が参加しました。
 地区懇談会ではグループ討議がワークショップ形式で行われ、テーマは、①8月下旬に行われた市主催の第3回地区別説明会についての感想や質問、②(仮称)矢本東地区移転先まちづくり整備協議会の設立にあたっての要望等、の2つ。としまち研のメンバーは準備がないまま、初めてのワークショップの進行役(ファシリテーター)を務めましたが、被災者の皆さんには「大勢のところで話すのと違って、気軽に意見を出せる。」、「これまでの会合では説明と質疑・回答という形態だったが、このグループでの話し合いはとてもよい。」と好評でした。被災者の皆さんから、疑問に思っていること、住まいやまちづくりへの要望、まちづくり協議会に対する期待などが出され、今後の検討の方向性などもはっきりしてきました。
 9月7日(金)には、30名が集まり、としまち研復興支援委員会が行われ、今後の対応方針を検討、そして9月12日(火)の東松島市との協議を経て、9月14日(金)緊急に復興支援小委員会を開催して、としまち研としての本格的な体制づくりに着手しました。
 被災者の「一日も早く恒久住宅に住みたい。」という切実な要望、9月4日に行われたワークショップでの「せっかく津波から生かされたのだから、豊かな人生を過ごせるところに住みたい。」という皆さんの意見に象徴されるように、私たちの住まい・まちづくりの専門家集団としての支援もこの被災者の気持ちに沿うような厚みのある支援でありたいと思います。としまち研の復興支援の取り組みに参加してくださる方、大歓迎です。事務局までご連絡ください。

おいらのまち 第59号より

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