「まつど孤独死予防センター」に行ってきました

2018年6月1日

 としまち研の賛助会員である鎌田一夫さんのご案内で、松戸市の常盤平団地にある「まつど孤独死予防センター」に行き、中沢卓実さん、大嶋愛子さんのお二人から「孤独死」についての話を伺ってきました。

 常盤平団地は築63年(1955年建築)で、4839戸・170棟の大規模UR賃貸住宅です。
 常盤平団地で孤独死の問題に取り組むきっかけは、2001年春に「3 年が経過している白骨遺体」が団地内で発見されたことと、翌年4月に50歳の男性が死後4 ヶ月くらいで発見されたことです。
 これらの事件を機に「孤独死ゼロ作戦」に取り組むことになり、多彩な取り組みを進めておられますが、「孤独死」の社会的背景としては、以下を指摘されていました。


 ① 高齢化の進展と一人暮らしの増加
 ② 都市化に伴う近隣関係の希薄化
 ③ 核家族の普遍化
 ④ 雇用システムの変化

 家族関係が昔とは大きく変わってきましたし、将来的には少子化の影響もあって、高齢で一人暮らしは十分に予想されます。そして、ご近所付き合いも真剣に考えないと「孤独死」の危険があります。

 常盤平団地の「地域の合い言葉」は、次の3つだそうです。


 1.あいさつは幸せづくりの第一歩
 2.みんなで創る「向こう三軒両隣」
 3.友は宝なり

 としまち研としても、教えていただいたことをしっかり肝に銘じて、住まいづくりに取り組もうと決意を新たにしました。

(としまち研理事長 杉山 昇)

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