としまち研の活動の幅を広げよう!

2018年1月18日


 明けましておめでとうございます。

 昨年も会員の皆さま、会友の皆さまの大きな心に支えられて何とか活動してきました。ありがとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 団塊の世代が「古稀」という年齢になってきました。一昔前ですと、いいお爺さん・いいお婆さんですが、人生100年時代と言われる今日では高齢者の駆け出しと言ってもいいでしょう。

 としまち研を設立した目的は「高齢者や障がいのある人にとっても、安全で快適、かつ個性ある都市住宅の供給と、暮らしやすい地域コミュニティの構築と再生をめざす」活動を実践することでした。

 その目的に沿って、具体的な活動を実践し、木造密集地での共同建替えやコーポラティブハウス、マンションの大規模修繕や建替えなどに取り組んできました。宮城県東松島市あおい地区での震災復興の取り組みも、新しいまちづくりと、暮らしやすい地域コミュニティの構築と再生が大きな課題でした。

 としまち研は一生懸命走ってきましたが、ある意味で社会情勢が変化してきて、このところ共同建替えやコーポラティブハウスなどの具体的な取り組みに苦労しています。その最中、「“活動の幅を広げる”など、夢のようなことを言うな!」とお叱りを受けそうです。

 しかし、つらい時期だからこそ、としまち研のミッションである、①高齢者や障がいのある人などにも必要な住まいに関する取り組み、②子育て世代が集うことが出来るコーポラティブハウスなどの住まいと地域コミュニティに関する取り組みなどを、会員の皆さまの問題意識と知恵を持ち寄って、具体化できる年にしたいと思います。1月22日(月)の人と暮らし部会では、としまち研の活動の幅を広げることに関連する長谷川洋さんのお話が聞けるものと思われます。多くの皆さまのご参加をお待ちしております。

(としまち研理事長 杉山 昇)

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