7月に着工した奥沢コーポラティブハウスの新築工事も、杭打ち工事が終わり、基礎の配筋工事の段階です。そんな中、10月に埼玉県飯能市にある木材工場へ建設組合の谷岡理事長やとしまち研スタッフと共に行ってきました。
ここには、建設敷地に立っていて工事のためにやむなく伐採した「けやき」が保管されています。
この「けやき」は樹齢不明ですが大木で、長年、地権者や地元の方々に親しまれてきた樹木です。伐採しても形を変えて残したいという皆さんの思いを受け、伐採後に製材して保管していました。
保管されていた「けやき」は、しっかりとした材質のものでしたが、1年程度の短期乾燥を経て、建物内に計画している集会室で使用するテーブルやベンチ、各階エレベータホールや屋上に設置するベンチ、1階エントランスに置くカフェテーブル等を作る方向で見積もりをお願いしてきました。
できる限り素材を活かして簡素なつくりを予定していて、建物のあちこちに昔の名残を感じることができると、組合員のみなさんも楽しみにしています。
(としまち研理事 市野惠司)
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