としまち研設立15周年に!

2015年1月15日

sugiyama201501-01

 本年8月4日は、としまち研の設立15周年になります。
 2010年に設立10周年を迎え、それまでの取り組みと成果を振り返ったのも、つい先日のような気がします。
 この5年も引き続きコーポラティブハウス事業、共同建替え(等価交換型)事業、マンション建替え事業、マンション大規模修繕への支援など、権利者・居住者の立場での取り組みを行ってきました。
 特筆すべき第一は、としまち研事務所のある千代田区神田東松下町という小さい町会に、先の 10 年にできていた COMS HOUSE、桜ハウスに加えて、2012年2月に“こはす”という3棟目のコーポラティブハウスが誕生したことです。2000年、としまち研設立前後の(仮称)神田東松下町計画(今の COMSHOUSE)に対して、ある専門家から「神田なんか人の住むところではないのではないか。」と言われるくらい過疎化=少子高齢化の進んでいる地区でした。
 しかし、3棟で約110人の人口増があり、うち子どもが30人ほどと過疎化対策の現実的な取り組みとなっています。まちで子どもの声が聞こえることが普通になってきました。

sugiyama201501-02

 特筆すべき第二は、2011年3月11日に発生した東日本大震災の復興支援に組織をあげて取り組んだことです。既に、「おいらのまち」紙上で何度も報告していますが、「あおい地区まちづくり整備協議会」の事務局として、580世帯分の新しいまちづくりに参加しました。あおい地区は、既に災害公営住宅第Ⅰ期47世帯が入居、この4月からは個別に家を建てる97世帯に宅地の引渡しがされ、住宅の新築がはじまります。
 としまち研の15年は「住まいやまちをつくって供給するのではなく、住む人々が主体的につくるお手伝いをする」ことが、「暮らしやすい地域コミュニティの構築と再生」に貢献すると信じての活動でした。これからもこの姿勢でがんばります。

MENU

CLOSE