雫石浩副会長インタビュー

東矢本駅北地区まちづくり整備協議会の雫石浩副会長にお話を聞きました。

雫石浩副会長

【聞き手】
雫石副会長のめざすまちづくりとは?
【雫石】
移転しようとしている人にとっては、決まった所に住むというのではなく、皆の意見を出し合って反映させる良いチャンスだと思う。制約のある中でも、皆の意見を集めたい。自分たちの住むまちだから、参加してたくさんの意見を出して欲しい。そんな意味で、さらに2点考えていることかがある。
【聞き手】
2つ目は?
【雫石】
根底にあるのは、亡くなった人の分まで絶対に幸せにならないと申し訳ないということ。亡くなった近所の人々の顔・名前が思い浮かぶ。「助かったから新しい暮らし」ということではなく、「楽したい」とかいうことでもなく、辛くても頑張って生きて行かなきゃと思う。
会合で議論していても避難路のことなどで口調が厳しくなるのは、「それは譲れない」「あんな思いはしたくない」という思いを計画に反映させたいからで、ベースは、よくしたいという思いの強さだ。
【聞き手】
3つ目は?
【雫石】
移転先の家ができたことで終わりではない、そこがスタートだということ。家ができて協議会が解散しても、そこからが正念場なので、今から参加して欲しい。協議会役員になったのも、たくさん意見を出してもらい、みんなの意見でよいまちをつくる手伝いをしたいからだ。
【聞き手】
みんなの要求でつくるといっても、できてからそこをどう使うかということがないといけない。生活・暮らしに合ったものが必要ですね。
【雫石】
5階建の集合住宅の避難場所などは現実的なので、要求もあり、利用もされるだろう。大塩に逃げようとしても渋滞する状況では、近くの避難場所ということになると思うし、備蓄倉庫なども是非実現したい。災害に強いまちづくりのモデルになるようにしたい。
【聞き手】
長い時間有り難うございました。

(2013.1 東矢本駅北地区まちづくり通信 第3号より)

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