第304回一木会【2021年3月4日(木)】のご案内
テーマ:「認知症・独居高齢者の在宅での看取り支援~事例から考える権利擁護サービス~」
ゲスト:横島 真美(よこしま まみ)さん(介護支援専門員)
主な内容:
超高齢社会のなかで、認知症で独居の高齢者は増え続けている。結婚歴もなく子供もいない、親戚付き合いのない方が増えている。
介護支援専門員として自宅で看取りまで支援した方の事例をもとに、権利擁護支援についての情報共有と必要な社会資源について検討をしたい。
【事例】
80代女性、10年前に夫が死去後は独居。子供はなく、遠方に姪がおり、時々電話で連絡を取る。夫と一緒に苦労して購入したマンションに一人で暮らしていたが、マンション内で迷子になる、ゴミの出し方が分からなくなる、消費者被害にあう等、問題行動が多くなり、近隣からの相談で地域包括支援センターが介入し、介護保険を申請。介護認定が出たため、ケアマネージャーとして担当した。自宅に現金が数百万円確認され、貯金もかなりの高額があることが、支援に入ることで判明した。地域包括の担当者に相談し、後見申し立てを行った。金銭管理と認知症等病状の進行に伴う支援の検討や死後のマンション等資産処分のこと等課題が多いなかで、本人の希望通りに自宅で最期を迎えることができた。
今回は、一番大きな資産であったマンションの管理について、どのように支援を導入したかをポイントに情報共有を行いたい。
プロフィール:
介護福祉士、医療法人付属訪問看護ステーション居宅介護支援専門員。
前回は、著名な建築家の連 健夫氏に「地域に開かれたシェアハウスの良さ」というテーマで、地域貢献型多世代シェアハウス:荻窪の事例など3事例を紹介しながら、意義や手法などをお話いただきました。
今回は、超高齢社会の身近な問題である介護から看取りまでの実情について、横島真美さんにお話をお願いしました。
下記により実施します。神田までお出かけ、またはZoomで参加をお願いします。お手数ですが、前日までにお申込みをお願いいたします。
記
■ 日 時 2021年3月4日(木)午後6時30分~8時30分
※一木会は、原則として毎月第一木曜日です。
■ 会 場 東京都千代田区神田東松下町33番地 COMS HOUSE2階会議室
■ 参加方法
1)会場にお越しの方
新型コロナウィルス感染拡大防止を考慮し、10名以内に限らせていただきます。感染予防対策にご協力をお願いいたします。
2)インターネットでご参加の方
「Zoom」を使用します。お申込受付後にURL等をご案内いたします。
■ 申込み 3月3日(水)までに、としまち研事務局へ
お名前、ご所属、ご希望の参加方法、ご連絡先(メールアドレス等)を
お申込みくださいますようお願いいたします。
■ 参加費 500円(懇親会はありません)
※オンラインでご参加の場合の集金方法は、お申込み受付後に参加方法と合わせてご案内いたします。