第301回一木会【2020年12月3日(木)】のご案内
テーマ:ミクロネシアと日本 ―「南洋群島」時代から考える―
ゲスト:今泉裕美子氏(法政大学 国際文化学部 教授)
主な内容:
日本は赤道以北のミクロネシア(グアム島を除く)を、第一次世界大戦参戦の年から第二次世界大戦敗戦までの約30年間統治してきました。日本の朝鮮半島統治を35年間とすれば(韓国併合から数えた場合)これに並ぶ長さですが、日本とミクロネシアとの関係は殆ど知られていないか、知られているとしても特定のことがらに集中し、しかも誤った情報が目立ちます。海に生かされ、島に生きるミクロネシアと日本。「南洋群島」時代とはどのようなものであったか、その時代を生きた人びとの経験から両地域がともに生きるために学びうることは何か、を皆さんと考えたいと思います。
プロフィール:
専門は国際関係学、ミクロネシア・日本関係史。旧南洋群島を生きた人びとの聞き取りを、1990年よりミクロネシア、沖縄、日本本土を中心に行う。米国議会図書館南洋庁関係史料の整理・目録作成、琉球大学図書館「矢内原忠雄文庫」南洋群島関係史料の整理・目録作成。原爆の図丸木美術館・企画展「赤松俊子と南洋群島」ギャラリートーク、沖縄県立博物館・美術館「美術家たちの「南洋群島」」展の展示検討委員。『沖縄県史』(近代)、『具志川市史』(移民・出稼ぎ編)、『沖縄市史』(移民編)などを担当。現在、「南洋群島」経験をどう共有し、次世代に継承するか、についてミクロネシアの研究者などと共同プロジェクトに取り組む。
前回は、としまち研設立直前の2000年7月13日の一木会(公開勉強会、第59回一木会)、2010年8月4日の「としまち研設立10周年記念イベント」(第180回一木会)で記念講演していただいた早稲田大学大学院法務研究科教授の山野目章夫先生のお話でした。会場参加+Zoom参加の皆さん(計28名)で感想を出し合いましたが、とても評判がよく、相変わらず「山野目節」は冴えわたっていました。
今回は、法政大学国際文化学部教授の今泉裕美子先生に、「ミクロネシアと日本」というタイトルでのお話をお願いしました。日本史の中でも教えてくれない「南洋群島」と戦前の日本の関係について、専門の研究者である今泉裕美子先生のお話です。貴重なお話と思います。
以下により実施します。新型コロナ禍のため、今回も会場参加は先着10名までとなりますが、神田までお出かけ、またはZoomで参加をお願いします。お手数ですが、前日までにお申込みをお願いいたします。
記
■ 日 時 2020年12月3日(木)午後6時30分~8時30分
※一木会は、原則として毎月第一木曜日です。
■ 会 場 千代田区神田東松下町33 COMS HOUSE2階会議室
■ 参加方法
1)会場にお越しの方
新型コロナウィルス感染拡大防止を考慮し、10名以内に限らせていただきます。
感染予防対策にご協力をお願いいたします。
2)インターネットでご参加の方
オンライン会議システム「ZOOM」を使用します。
お申込み受付後にアクセス方法などをご案内いたします。
■ 申込み 12月2日(水)までに、としまち研事務局へ
お名前、ご所属、ご希望の参加方法、ご連絡先(メールアドレス等)を
お申込みくださいますようお願いいたします。
■ 参加費 500円(懇親会はありません)
※インターネットでご参加の場合の集金方法につきましては、一木会終了後に
参加方法と合わせてご案内いたします。