第238回一木会【6月4日(第一木曜日)】のご案内
テーマ:「定借マンションの近未来を考える」
ゲスト:大野 武 氏(明治学院大学法学部教授)
主な内容:
現在、定期借地権付マンションが(数はわずかながらも)一定程度存在しています。しかし、定期借地権は基本的に50年の存続期間の満了をもって終了し、土地上の建物は取り壊して更地にして地主に返還することが原則とされています。
それでは、存続期間の満了が近づいたとき、マンションはどのようになると想像できるでしょうか。一般のマンションですら経年マンションの管理に多くの問題を抱えているにもかかわらず、そこに建物の取壊しという問題が顕在化してきます。
そこで、今回、定借マンションに近い将来どのような問題が生ずると予想されるか、また、それに対してどのような解決を図ることが可能かについて、外国(イギリス)の事例を織り交ぜながら、考えてみたいと思います。
プロフィール:
早稲田大学社会科学部卒業、同大学院社会科学研究科博士後期課程満期退学。
高崎経済大学地域政策学部専任講師・助教授、明治学院大学法学部准教授を経て現職。
前回は、成田至弘氏に「マンションの修繕について」お話をしてもらいました。長期修繕計画、大規模修繕工事などのマンションの修繕に関する基本的な考え方などをわかりやすくお話していただきました。身近な問題なので、マンションにお住いの方を中心に多数ご参加いただきました。
さて、今回は、定期借地権マンションの定期借地権の存続期間の満了が近づいたときのことを、イギリスなどの事例を踏まえながらお話していただきます。としまち研でかかわった定期借地権マンションはお寺の敷地に期間100年の定期借地権を設定した1件のみですが、今、としまち研事務所のある東松下町では千桜小跡地と民間所有地を合わせた敷地にデベロッパーの定期借地権マンションができますので、冷静に勉強する良い機会と思われます。
下記により実施しますので、ご家族お知り合いお誘い合わせのうえ、お出かけください。
記
■ 日 時 平成27年6月4日(第一木曜日)午後6時30分~
※ 一木会は、原則として、毎月第一木曜日に行っています。
■ 場 所 千代田区神田東松下町33 COMS HOUSE 2階会議室
お問い合わせ・連絡は、電話5207-6277
■ 参加費 1,000円